ウルグアイ=統一地方選でも左派勝利=モンテビデオは35年連続

11日にウルグアイで統一地方選が行われ、首都モンテビデオを含むモンテビデオ県の県庁はじめ、主要の県を与党の左派・拡大戦線(FA)が勝利した。同日付カルタ・カピタル(1)が報じている。
今回の統一地方選は、ヤマンドゥ・オルシ氏(FA)が大統領選に当選して約半年後に行われたものだった。
同国人口の大部分を占める国内最大のモンテビデオ県では、元上院議員のマリオ・ベルガラ氏が前大統領ラカージェ・ポウ氏の政権で社会開発相を務めたマルティン・レマ氏を破って当選した。同県は1990年以来、県知事をFAが独占し続けている。
ベルガラ氏はホセ・ムヒカ氏の大統領時代に中央銀行の総裁と財相を務めていたことで知られている。
人口が2番目に多いカネロネス県では中道右派の国民党(PN)の候補が大勝した。FAはアルゼンチン国境にあるリオ・ネグロ県で勝利。さらに中東部のラヴァジェハ県でもリードはしているが差は、僅差で結果は最終投票まで待たなければならない。
プンタ・デル・エステを含むマルドナド県や他の地域はPNやコロラド党などの中道右派政党が勝利している。