リオ=犯罪組織のリーダー死亡=軍警特別大隊との銃撃戦で

リオの大型ファヴェーラのマレー地区で、リオ市内で最も警察が狙っていた一人、犯罪組織テルセイロ・コマンド・プーロ(TCP)のリーダー、チアゴ・ダ・シウヴァ・モリー(通称TH)容疑者が13日午前、殺害された。同日付G1サイト(1)が報じている。
マレー地区の住人によると、銃撃戦が午前3時頃に起こったという。軍警の特殊警察作戦大隊(BOPE)が近づかないよう、同容疑者はバリケードに火をつけて抵抗していたという。
この銃撃でTH容疑者、2人の護衛が亡くなっている。
軍警のマルセロ・デ・メネゼス・ノゲイラ大佐によると、TH容疑者は昨年7月にBOPEの2隊員の死に直接関与していたという。同容疑者は他の2人のリーダーと共にTCPの主導権を掌握するリーダーだった。
この騒ぎで、リオ市内の高速道リンニャ・アマレラでは7カ所で通行止めがあり、ブラジル大通りを通過するバス70本が路線変更された。学校2校が休校となったほか、リオ連邦大学でもその日の授業や活動を打ち切っている。