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セレソン=アンチェロッティ氏が監督就任=二転三転の結果、世界的大物に

2025年5月14日

アンチェロッティ氏(Instagram)
アンチェロッティ氏(Instagram)

 ブラジル・サッカー協会(CBF)は12日、ブラジル代表新監督としてレアル・マドリッドのカルロ・アンチェロッティ氏が就任すると発表した。同日付UOLサイト(1)が報じている。
 アンチェロッティ氏の就任はこれまで二転三転を繰り返していた。CBFは2022年のW杯敗退の時から、レアルと契約期間中ながらアンチェロッッティ氏の代表監督を望んでいた。2023年中に、「2024年の6月からなら」と1年の監督代行を置く形で就任とした。だが、2024年1月にアンチェロッティ氏がレアルとの契約を2026年まで延長したため、流れていた。
 しかし、今年3月にドリヴァル・ジュニオル氏がセレソン監督を解任。さらにレアルが4月から5月にかけて欧州チャンピオンズ・リーグ、スペイン国王杯で優勝を逃し、アンチェロッティ氏解任の可能性が高まるとCBFが再度アプローチをかけた。これまでの経緯から「6月のW杯南米予選代表選手発表に間に合わないのなら」と、CBFも再度断念したとの報道も行われていた。
 だが、11日にスペイン国内リーグの「ラ・リーガ」でレアルが宿敵バルセロナに敗れたことで、25日のラ・リーガの最終戦を最後に、アンチェロッティ氏のレアル解任が決まった。
 12日、エジナルド・ロドリゲスCBF会長は「歴史上最高の監督が26年W杯を率いることになった」と歓喜の発表を行った。「これは単なる戦略的動きではない。これは世界に対して、我々がサッカーの王座を奪還することの決意表明だ。ブラジル・サッカー史に新たな栄光の章を刻むのだ」と熱弁をふるった。(2)
 エジナルド会長はレアルのフロリアノ・ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェス・ディレクターに、長い交渉を協力的に行ってくれたとして感謝を示した。今回の発表はレアルからのアンチェロッティ氏の解任発表前に行われているが、問題にはなっていない。
 アンチェロッティ氏は25日までレアルの指揮をとり、翌26日に6月のW杯南米予選のメンバー発表を同氏の選んだ選手で行う。13日に行った会見でアンチェロッティ氏自身もこれを認めている。 (3)


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