マリエレ事件=検察庁が有罪求める=主犯格の兄弟ら5人に

連邦検察庁は13日、2018年3月のマリエレ・フランコ元リオ市議殺害事件の主犯とされる容疑者たちに関し、最高裁に有罪を求刑したと同日付G1サイト(1)が報じた。
検察庁が有罪を求めたのは、殺害命令犯だと目されているリオ州会計検査院判事のドミンゴス・ブラゾン氏、同氏の実兄で下議のシキーニョ・ブラゾン氏、捜査撹乱を狙ったとされるリオ市警元トップのリバルド・バルボーザ氏ら主犯格の3人に加え、軍警ロナルド・アルヴェス・ペレイラ氏、ドミンゴス容疑者の助手のロブソン・カリスト・ダ・フォンセッカ氏だ。
検察の調べによると、マリエレ氏と所属の社会主義自由党(PSOL)が、ブラゾン兄弟が利権を持つリオ西部のミリシア(民兵)支配地による土地分割に関して調査を行おうとしたことで、ミリシアに殺害命令を依頼するに至ったとしている。
そこにロナルド氏が共犯者として加わり、バルボーザ氏が兄弟に対し殺害計画のガイドラインを与え、兄弟を免責させる約束までしていたと見ている。
殺害を実行したミリシアのロニー・レッサ被告は78年、エルシオ・ケイロス被告は59年の実刑判決を既に受けている。