セレソン=アンチェロッティが初招集=いきなりサプライズの連続

26日午後、カルロ・アンチェロッティ新監督により、6月のサッカーW杯南米予選のためのブラジル代表(セレソン)招集選手の発表が行われた。
午後3時からの発表会には前日にレアル・マドリッドでの最終戦を終えたばかりのアンチェロッティ氏が駆けつけた上、25日の選挙で正式に決まったブラジル・サッカー連盟(CBF)のサミル・シャウジ新会長が立ち会った。
アンチェロッティ氏はスペイン語でブラジル・サッカーの印象などを話した他、02年W杯優勝時の監督だったフェリポン氏が駆けつけ、ゲストとして挨拶を行う一幕もあった。
代表25選手は以下の通りとなった。〈キーパー〉アリソン(リバプール)、ベント(アル・ナスル)、ウゴ・ソウザ(コリンチャンス)、〈サイドバック〉アレックス・サンドロ(フラメンゴ)、カルロス・アウグスト(インテル)、ヴァンデルソン(モナコ)、ウェズレイ(フラメンゴ)、〈センターバック〉マルキーニョス(PSG)、レオ・オルティス(フラメンゴ)、ベラウド(PSG)、アレクサンドロ(リーユ)、ダニーロ(フラメンゴ)、〈ミッドフィールダー〉カゼミロ(マンチェスター・ユナイテッド)、アンドレアス・ペレイラ(フラム)、アンドレイ・サントス(ストラスブール)、ブルーノ・ギマリャンエス(ニューキャッスル)、ジェルソン(フラメンゴ)エーデルソン(アタランタ)、〈フォワード〉アントニー(ベティス)、エステヴォン(パルメイラス)、マルチネッリ(アーセナル)、マテウス・クーニャ(ウルブス)、ラフィーニャ(バルセロナ)、リシャルリソン(トッテナム)、ヴィニシウス・ジュニオル(レアル・マドリッド)。
招集はいきなりサプライズの連続となった。カゼミロ、リシャルリソン、アントニーと、長く代表から外れていたメンバーが復帰。さらにウゴ・ソウザ、アンドレイ・サントス、アレクサンドロ、カルロス・アウグストなど、初選出やまだセレソンに定着していなかった若手が顔を並べた。フラメンゴから5選手の選出も注目されている。
その一方、期待されたネイマール(サントス)やアンチェロッティ氏が監督を務めていたレアルではレギュラーのロドリゴ、さらにキーパーのエデルソン(マンチェスター・シティ)などが外れた。
このセレソンによる最初の試合は5日に敵地での対エクアドル戦、10日がブラジル開催での対パラグアイ戦となる。