鳥インフルエンザ=SCの商業施設は感染陰性=TOの施設は現在も検査中

【既報関連】農務省が25日、サンタカタリーナ州(SC)イプミリムの商業養鶏場での鳥インフルエンザ様の症例は陰性だったと発表したと同日付G1サイト(1)が報じた。
イプミリムでの鳥インフルエンザ様の症例は、リオ・グランデ・ド・スル州モンテネグロの商業養鶏場での高病原性鳥インフルエンザ感染確認から4日後の19日に確認された。
SC州政府は23日に鳥インフルエンザへの感染の可能性を否定したが、農務省はまだ、検査中としていた。
これにより、諸国によるブラジル産、またはリオ・グランデ・ド・スル州産やモンテネグロ産の鶏肉や鶏卵の輸入停止措置解除が早まる可能性が高まった。正式には、商用の養鶏所での新たな感染例確認が6月18日まで起きなければ、貿易が自由化される。
新たな感染例が確認されなければ貿易が自由化される期限は、モンテネグロの養鶏場での消毒その他の衛生措置が終了した22日から28日間とされている。
ただ、モンテネグロの養鶏場は食用鶏肉は生産せず、屠殺や卵の生産を主とする他の農場に販売される繁殖用の鳥や雌鶏を生産している。同養鶏場から半径10キロの養鶏場では1週間に1度、半径3キロ以内の養鶏場では3日毎に検査を実施。また、モンテネグロの養鶏場周辺では今も4ヶ所で生きた鶏や餌の運送用のトラックなどの消毒を行っている。
なお、同様に疑似感染症例が報告されたトカンチンス州の商業養鶏場はまだ、感染の真偽を確認中だという。