多文化の味と芸術が集結=ジャカレイで「移民フェス」

韓国、日本、イタリア、メキシコなど多彩な料理や文化が集まる「第16回移民フェスティバル」が25日からサンパウロ州ジャカレイ市で開催される。主催はジャカレイ日伯文化体育協会。会場は同団体の施設で、2週末にわたって開催される。
今回のイベントでは韓国料理が初登場するほか、日本、イタリア、メキシコ、ドイツ、ポルトガル、デンマーク、アルゼンチン、アメリカ、そしてブラジルなど10カ国の味が一堂に会する。入場料は5レアルで、10歳未満の子どもと65歳以上の高齢者、市職員(ID提示で)は無料。イベントの収益は市内福祉団体に寄付される予定だ。
会場には飲食エリアのほか、地元アーティストによるライブ演奏、各国の伝統芸能、クラフト販売コーナー、クラフトビールエリアなどが設けられ、来場者を楽しませる。6日間で4万人以上の来場が予想されている。
文化ワークショップも多数企画されており、すべて無料で年齢を問わず参加可能。主な内容は以下の通り。
第1週末に和太鼓体験、折り紙ワークショップ、マンガ家ジャイソン氏による「マンガの描き方教室」とサイン会(両日曜に実施)、書道体験、今回初の試みとしてラジオ局「ジョーヴェン・パン」がイベントの公式パートナーとなり、会場から特別番組を放送する。地域への認知度や参加団体の活動がさらに広く伝えられることが期待されている。
「食と文化、そして支え合い」をテーマに、家族や友人と楽しめる催しとして親しまれているこのイベント。主催者は「一人でも多くの方に、多様な文化に触れ、共に過ごす喜びを感じてほしい」と話している。
【イベント概要】
◎第16回移民フェスティバル(Festival dos Imigrantes)
◎会場:文協ジャカレイ(Avenida Lucas Nogueira Garcez, 1940, Jardim Esperança, Jacareí/SP)
◎開催日:7月25日(金)、26日(土)、27日(日)/8月1日(金)、2日(土)、3日(日)
◎時間:金曜=18時〜23時/土曜=10時〜23時/日曜=10時〜18時
◎入場料:5レアル(10歳未満、65歳以上、市職員は無料)
◎詳細(@festivaldosimigrantes/www.bunkyojacarei.com.br)、問い合わせ(contato@bunkyojacarei.com.br)