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文協=米大陸の日系代表が一堂に=第4回国際日系対話開催=日系社会の今後を議論

2025年8月2日

第4回国際日系対話(文協サイトより)
第4回国際日系対話(文協サイトより)

 ブラジル日本文化福祉協会(文協、西尾ロベルト会長)は7月10~12日、「第4回国際日系対話(IV Conversatorio Internacional Nikkei)」を開催した。10日にサンパウロ州アルジャー市ニッポンカントリークラブで行われたシンポジウムにはアルゼンチン、ボリビア、チリ、米国、メキシコ、パラグアイ、ペルーの日系団体代表者を始め、林貞二駐ブラジル日本国全権大使ら日本国外務省関係者が参加し、日系社会についての議論を深めた。

 10日のシンポジウムでは始めに、第1~3回大会でコーディネーターを務めた土亀八重子氏(ペルー日系人協会)がスピーチを行い、野口泰外務省中南米局長、田中克之海外日系人協会会長からのビデオメッセージが披露された。

 続いて、来伯参加した山田彰元駐ブラジル日本国大使の講演「不確実性が高まる時代における日本と日系コミュニティ」、ブルー・ツリー・ホテル・グループの青木千恵子会長による講演「親切のブラジルでの変容」、石川レナト元文協会長による講演「ブラジルにおける日本文化の価値」が行われた。

 その後、シンポジウムテーマ「パンアメリカン日系コミュニティ:現代日本との親交を深めるために世代を結びつける」について、クラウヂオ・クリタ氏(ジャパンハウスサンパウロ運営ディレクター)が司会となり、阪本・プラド・パブロ・アントニオ・克盛氏(チリ中央日本人会会長)、マルコ・トゥーリオ・トグチ氏(ゴイアス日系ブラジル人協会元会長)、イケホ・ミユキ氏(ペルー日系人協会副会長)、アキタ・ナオミ氏(パラグアイセントロニッケイ会長)が登壇して意見を述べた。

 また、照屋ウーゴ氏(ブラジル日本青年会議所会頭)による福島原発ALPS処理水についての説明映像紹介と日本文化理解に関するアンケート、各団体代表による将来展望スピーチが行われ、閉会した。閉会後はサンパウロ市の総領事館公邸で記念レセプションが催された。

 11日は前日の会議議事録の承認、山田元大使と各代表団の対談、ジャパンハウスサンパウロ及びブラジル日本移民史料館訪問を行った。

 12日は県連日本祭りを訪れ、開会式に出席した後、各県人会の料理を楽しんだ。


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