《記者コラム》小説『森の夢』のその後知る=コロニア平野110周年祝う=ここにある移民史の原点

生き残り子孫とのまさかの出会い
「『森の夢』に出てくるマラリアで亡くなったクノは、私の祖母です。その娘たちが生き残ったから、私が今ここにいる。それに感謝するためにここに墓参りに来ています」と中尾マリオ・ナサシさん(84歳、2世)は証言するのを聞き、大変に驚いた。サンパウロ州カフェランジアで3日に、コロニア平野創立110周年式典が開催された際、参加者に取材して回っている際、たまたま出会った。
笠戸丸の通訳五人組の一人、平野運平が呼び掛けて1915年8月3日に開拓着手した平野植民地(コロニア平野)は、入植者82家族約350人の多く、150人以上がマラリヤにかかって倒れ...
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