ぶらじる俳壇=164=広瀬芳山撰
マナウス 相澤寛明
アマゾンの大河を跨ぐ虹の橋
〔大空にかかる大きな虹、下には大アマゾンの流れ。とても大きな情景です。その二つが合わさり、夢のようにかかった風景がとても雄大で美しい風景を詠みました。アマゾンの人でなければ詠めない虹の句です。〕
韮一把夕餉のおかず決まりけり
開墾の夢に掛かりし虹遥か
マナウス 丸岡すみ子
大海のかすかな香干鱈かな
〔ブラジル料理には欠かせない干鱈。だけど捕れたのは遠い海です。そこにかすかに残る海の香りが食べる人の異国情緒を掻き立てます。〕
虹つなぐ父雲母雲子どもの絵
老眼鏡外し眺むや生の虹
マナウス 森 浩美
臨月の娘を見つめ虹や立ち
〔新しき生が誕生するめ...
有料会員限定コンテンツ
この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。
認証情報を確認中...
有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。
PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。