site.title

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(346)

2026年2月24日


  「アサイ紡績工場……あのプロジェクトは、小川さんが、事前にほかの役員に諮らず、土曜から日曜にかけて、独断で進めた部分もある」(一九九三年四月談)

 開銀の融資二、〇〇〇万㌦相当分は、遅れながら、少しずつ何回かに分けて出た。小川は、それに釣られて前に進んでしまったのである。

 前に進みながら繋ぎのつもりでホット・マネーを借りて、資金繰りをした。

 そういうことを繰り返している内に、借入額がドンドン大きくなり、利子も──物価凍結令が出て安いときもあったけれど──結果としては、暴騰、狂騰してしまった。

 といって、建設を中止すれば、中途半端な工場と大きな借金が残り、...

会員限定

有料会員限定コンテンツ

この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。

認証情報を確認中...

有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。

PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。

Loading...