岐阜=初代濃姫グローバルアンバサダー=医師の矢内さん、親善大使就任
岐阜市で多様な個性が輝く社会を目指して開かれる市民参加型イベント「濃姫まつり」(別名・KICHO FESTIVAL)。その新しい顔として、ブラジルから日系3世の医師、矢内タイース智恵美さん(Thais Tiemi Yauti)が、初代「濃姫グローバルアンバサダー」に選出された。
戦国時代、斎藤道三の娘として美濃に生まれ、織田信長の正妻として激動の時代を切り拓いた濃姫。その知性と力強い生き様を現代に投影し、一人ひとりが自分らしく輝ける社会を目指すという理念が祭りの根底にある。
濃姫まつり実行委員会会長の佐藤徳昭氏からブラジルに任命証が送付された。その中には「日本とブラジルの架け橋として、岐阜の魅力を世界へ発信してほしい」と期待を寄せる言葉が記された。
岐阜県や濃姫まつりの価値を、ブラジルや世界の人々に伝えるための親善大使(アンバサダー)という位置付けだ。医師としての知性と日系3世としてのアイデンティティを活かし、今後は1年間にわたり、同祭りの理念とともに、岐阜の観光や文化遺産を国際的に発信していく「文化の伝道師」としての活躍が期待されている。
タイースさんはジュンジャイ医科大学(FMJ)卒、日伯友好病院などで医師として勤務する傍ら、日本文化の継承にも関わるなど、ブラジル育ちの柔らかな感性と、ルーツである岐阜を愛する心を併せ持つ。
タイースさんは「初代アンバサダーに選ばれ、心から光栄です」と晴れやかな笑顔で語る。「濃姫の物語は、次世代の人々にとっても大きなインスピレーションとなるもの。岐阜の素晴らしい歴史と文化を、ブラジルをはじめ世界中へ広めていけるよう尽力したい」と決意を新たにする。
これは県人会にとっても大きな喜びだ。長屋充良会長は「おめでとうございます。彼女の活動が岐阜とブラジルの絆をさらに深め、次世代の交流を活性化させる力になるはず」と全力での支援を誓う。日本とブラジル。距離を越えて結ばれた縁は、現代の「濃姫」という新たな象徴を得て、岐阜の魅力を世界へと鮮やかに色づかせていきそうだ。








