連載小説
小説＝「森の夢」＝ブラジル日本移民の記録＝醍醐麻沙夫＝73
最も近い開業医の在所はバウルーだった。往診というには遠すぎる。数日がかりの旅行だった。札束を積めば来...2024年11月5日
ブラジル日系社会＝『百年の水流』（再改定版）＝外山脩＝(44)
コロニア平野会館にある平野運平肖像画（半田知雄画） カフェー収穫の時、作業場へ犬を連れてきた家族があ...2024年11月2日
小説＝「森の夢」＝ブラジル日本移民の記録＝醍醐麻沙夫＝72
「どうだ」 「あんた、そんなことをして……」と妻はオロオロしたが少年は、 「もっと重くしてえ」と言っ...2024年11月2日
ブラジル日系社会＝『百年の水流』（再改定版）＝外山脩＝(43)
コロニア平野会館にある平野運平肖像画（半田知雄画） 夫人は、この頃、皇族の賀陽宮の御用係をつとめてい...2024年11月1日
小説＝「森の夢」＝ブラジル日本移民の記録＝醍醐麻沙夫＝71
運平は腕組みをしたまま溜息をついた。 人の群れからポツンと離れて、定一少年がしゃがんでいた。山下永一...2024年11月1日
ブラジル日系社会＝『百年の水流』（再改定版）＝外山脩＝(42)
コロニア平野会館にある平野運平肖像画（半田知雄画） 平野運平。静岡県人。一八八六（明１９）年生。 彼...2024年10月31日
小説＝「森の夢」＝ブラジル日本移民の記録＝醍醐麻沙夫＝70
第六章 「おい、定一。餅を食え」運平は声をかけた。 少年はノロノロと顔をあげた。蒼白だった。大正五年...2024年10月31日
ブラジル日系社会＝『百年の水流』（再改定版）＝外山脩＝(41)
コロニア平野会館にある平野運平肖像画（半田知雄画） ともかく平野はマラリア用の薬を必死になって手に入...2024年10月30日