《ブラジル》消費者の購買意欲が向上=3カ月連続で上昇を記録

全国財・サービス・観光商業連合(CNC)が23日、3月の消費者(家庭)の購買意欲(ICF)78・1ポイントで前月比1・8%向上し、3カ月連続で上昇を記録したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
1月から3カ月連続でICFが向上したのは、新たな社会保障政策のアウシリオ・ブラジルの支給額の引き上げや失業率の低下などを受けたもので、2月から3月にかけての指数は、7項目中6項目で向上が見られた。向上が目立った項目は、現在の収入3・2%や職業上の見通し2・8%、現在の雇用2・6%などだ。
現状の消費レベルは1・7%、クレジットへのアクセスは1%、耐久消費財購入の時期も0・8%向上した。だが、今後の消費への見通しは1・2%低下した。
昨年同月との比較でのICFは5・9%向上した。1年前との比較で伸びたのは、現在の雇用13・4%、今後の消費への見通し16%、現在の消費10・8%、現在の収入9・7%、職業上の見通し3・1%の5項目だ。他方、耐久消費財購入の時期は9・9%、クレジットへのアクセスは5・2%低下した。