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《ブラジル》7人に1人が何らの被害に=13~15歳児への性的暴力

2022年7月14日

13~15歳児の7人に1人が性的暴力の被害に遭っていたと報じる13日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部
13~15歳児の7人に1人が性的暴力の被害に遭っていたと報じる13日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 地理統計院(IBGE)が13日、13~15歳児の7人に1人は何らかの形で性的暴力の被害に遭っている事が判明したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
 この数字は2009~2019年に発表された全国学校健康調査(PeNSE)のデータに基づいたものだ。PeNSEは全国の州都や首都に住む9年生を対象に行われており、13~15歳の生徒が回答している。
 それによると、2019年は14・6%が性的な嫌がらせから強姦までの肉体的、言語的な性的暴力の被害に遭った事があると答えていた。5・6%は性的関係を無理強いされた事があるという。
 PeNSEの結果は、2009年、2012年、2015年、2019年に公表されており、性的暴力に関する調査は2015年以降、継続的に行われている。
 2015年の調査から盛り込まれているのは、性的関係を無理強いされた事があるかを問う項目で、3・7%の生徒が無理強いされた事があると答えたという。
 ただし、この年令の生徒だと性的暴力が何かを理解していない場合もある事がわかり、質問項目を改訂。2019年の調査では、より具体的に体に触られた、言いなりにするように命じられた、キスされた、体の一部を露出させられたなど、様々な表現で性的暴力の例を示す事にしたところ、何らかの形で性的な暴力を受けていた生徒が15%近くいた事が判明したという。
 この調査では、性的暴力だけでなく、家庭内で大人からの肉体的な暴力を受けていた生徒も増えている事がわかった。家庭内で暴力を受けていた生徒は2009年が9・4%、2012年が11・6%、2015年が16%だったが、2019年は父母または保護者から暴行を受けたが27・5%、その他の大人(家族や親族)からの暴行被害も16・3%あったという。
 学校や通学路が危険と感じて学校を休んだ事が少なくとも1回はあるという生徒も、2009年の8・6%から17・3%に増えたという。


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