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上院=休暇入り前の指名承認続く=大使や中銀理事を同日に

2023年12月15日

上院外交委員会での口頭試問の様子(©Jefferson Rudy/Agencia Brasil)
上院外交委員会での口頭試問の様子(©Jefferson Rudy/Agencia Brasil)

 23日からの休暇入りを前に連邦議会は慌ただしさを増しているが、上院では財政関連の法案審議の間も、大使や中銀理事に指名された人物の口頭試問や承認作業を続けている。
 公職に指名された人物の口頭試問や承認は、最高裁判事や検察庁長官だけではない。エセキボ地域の領有権を巡るベネズエラとガイアナの対立は、中南米地域はもちろん、世界大の関心事だが、この対立で表面化した問題の一つは、両国に駐在する伯国側の大使の不在だ。
 上院はマドゥーロ大統領がエセキボ地域併合に向けた法案を提出した直後、ベネズエラ大使に指名されていたグリヴァニア・マリア・デ・オリヴェイラ氏と、ガイアナ大使に指名されていたマリア・クリスチナ・デ・カストロ・マルチンス氏の口頭試問を急ぐことを約束。
 12日付アジェンシア・ブラジル(1)によると、上院外交委員会による口頭試問と本会議での承認は12日に行われ、二人共承認された。大統領には通達済みだが、就任日時は未定だ。
 他方、12日付アジェンシア・ブラジル(2)によると、経済問題委員会も12日、中銀理事に指名されていたロドリゴ・テイシェイラ氏とパウロ・ピシェッチ氏の口頭試問を実施。その後の本会議では、二人とも50票と53票を得て承認された。新理事承認は大使達同様、大統領に通達済みで、中銀側が就任日時を決める。
 就任が1月なら、新理事達は1月30~31日に開かれる通貨政策委員会(Copom)にも参加することになる。


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