17歳の少年が犯行を自供=大統領夫人へのハッキングで
【既報関連】ルーラ大統領夫人のジャンジャ氏のX(旧ツイッター)のアカウントへのハッキング事件で、17歳の少年が14日、連邦警察に対し、自身が行ったと認めた。同日付G1サイト(1)などが報じている。
少年は14日の午前中に、ブラジリアの連邦警察で自供を行った。自供の内容はまだ、守秘事項の扱いとなっている。
同件ではすでに、少年と母親が住む連邦直轄区ソブラジーニョの家と、継父が住む連邦直轄区サンタマリアの家での家宅捜査が行われている。
少年は家宅捜査中も、警官達に自分がやったと語っていたが、その後に連警本部に連行され、正式な形の事情聴取を受けた。少年の供述だけだと証拠としては不十分だが、捜査官達が押収した他の証拠と合わさることによって、証拠とみなされることになる見込みだ。
ジャンジャ夫人のアカウントは、11日の21時30分頃から約1時間にわたってハッキングされた。また、その間、ジャンジャ氏やルーラ氏、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事を中傷する投稿が行われた。
連警は12日も、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテと同市都市圏リベイロン・ダス・ネーヴェスで計4カ所の家宅捜査を行っており、その内の1カ所で見つかった25歳の男性に対しても事情聴取を行った。男性はその後、釈放されたが、携帯電話やコンピューターは押収されており、17歳の少年とのつながりの有無などの捜査が行われる。