サンパウロ州=鉄道料金を5レに値上げ=バスとの乗継は8・2レに

サンパウロ州政府が、サンパウロ市地下鉄とパウリスタ都電(CPTM)の料金並びに鉄道とサンパウロ市市内のバスを乗り継ぐ場合の料金を値上げすることを正式に発表したと15日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
地下鉄とCPTM、サンパウロ都市圏運輸公社(EMTU)のバス料金が現行の4・40レアルから5レアルになることは既に知られていたが、鉄道とサンパウロ市の市内バスとの乗り継ぎ料金を7・65レアルから8・20レアルとすることは15日に発表された。
ただし、14日付G1サイト(5)にもあるように、サンパウロ市の市内バスの料金は4・40レアルで維持されるため、乗継を行う時にビリェッテ・ウニコから差し引かれる鉄道料金は、バスに乗ってから乗った時が3・80レアル、地下鉄やCPTMが最初だった時は5レアルとなる。同様に、市内バス利用時に差し引かれる料金は、鉄道利用後に乗った時が3・20レアル、最初がバスの場合は4・40レアルとなる。
地下鉄やCPTMの料金は2020年1月に調整後、ずっと据え置かれていたため、タルシジオ知事が11月末に値上げを示唆していた。
なお、サンパウロ市のリカルド・ヌネス市長は17日から、日曜日と休祭日のバス無料化を開始。これにより、利用者が増えるか否かは今後の調査待ちだが、18日付アジェンシア・ブラジル(6)によると、無料化初日は利用者が35%増えたという。15日付アジェンシア・ブラジル(7)によると、サンパウロ大都市圏サンカエタノ・ド・スルでは、バス無料化から1カ月後の利用者が倍以上の1日5・2万人に増えている。