ルーラ=襲撃事件関与者は含まず=クリスマスの囚人恩赦で
第3期ルーラ政権で初めてのクリスマス恩赦の対象に、1月8日の三権中枢施設襲撃事件で有罪となった人たちは含まれないことがわかった。19日付G1サイト(1)が報じている。
クリスマス恩赦は毎年恒例で、人道的な立場から実施されるものだが、19日に法務省傘下の全国刑事政策評議会(CNPCP)が、この恩赦が適用されない人の例を発表した。
それによると、「民主主義国家の秩序を乱した」「女性に暴力を振るった」「人種差別を行った」「奴隷労働を行わせた」「大量殺人を行った」「拷問を行った」「テロ行為に加担した」「環境犯罪を行った」「公的運営(行政)に対する犯罪を行った」犯罪者には恩赦は適用されないという。
このリストはルーラ大統領の裁可を受けることになり、認められれば大統領令として公示されることになる。CNPCPが表明した意向のままだと、1月8日三権中枢施設襲撃事件の有罪判決者や、犯罪組織の長などには恩赦は適応されないことになる。
クリスマス恩赦に関しては、ボルソナロ前大統領が、1992年にサンパウロ市カランジル刑務所で起きた111人の囚人殺害に関与した警察官を含めたことで、物議を醸したことがある。