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ルーラ=米国などのビザ義務化延期=議会の反対もあり、2度目

2024年1月6日

 ルーラ大統領は4日、米国、カナダ、オーストラリアからの渡航者に対してビザ提示を再義務化する日を4月10日に延期する大統領令を出した。4日付G1サイト(1)やアジェンシア・ブラジル(2)などが報じている。
 大統領令は4日付の連邦政府官報に掲載された。それによると、1月10日に始まるはずだった、米国、カナダ、オーストラリア3国の旅行者へのビザ義務化は4月10日に延期された。
 ビザの義務化は、本来は昨年の10月1日に実施されるはずだったが、1月10日に先送りされていた。今回で2度目の延期となる。
 米国、カナダ、オーストラリアからの渡航者に関しては、2019年にボルソナロ前大統領がビザは不要と決めたが、伝統的に「対等外交」を原則としてきたブラジルとしては、この3国がブラジルからの渡航者に対してビザを不要としなかったため、ルーラ大統領が昨年5月にビザ提示義務を復活させる大統領令を出していた。
 今回の延期の表向きの理由は、「システムの一層の強化」と旅行シーズン中の義務化回避だが、下院は昨年12月18日に、1月からのビザ提出義務化の大統領令無効化のための投票を行うことを緊急承認していた。


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