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所得税=2最賃までの非課税法案=上院で承認後、裁可待ち

2024年4月20日

17日の審議に臨むロドリゲス上議とロドリゴ・パシェコ上院議長(前列左から、Waldemir Barreto/Agência Senado)
17日の審議に臨むロドリゲス上議とロドリゴ・パシェコ上院議長(前列左から、Waldemir Barreto/Agência Senado)

 上院が17日、2最低賃金までは所得税を免除する法案を承認したと同日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じた。同法案は下院も承認済みで、大統領の裁可待ちとなる。
 同法案は、ルーラ大統領が出し、既に発効した暫定令(MP)と同じ内容で、裁可された時点で、MPは効力を失う。
 同法案での非課税額は昨年までの2112レアルが2259・20レアルに引き上げられた上、政府が定めた特別補助額分の564・80レアルを加算するため、2最賃にあたる2824レアルまでが非課税となる。
 所得税免税のための所得上限は2015年に定められた1903・98レアルのまま、更新されていなかったが、昨年は今回同様の手続きにより、2640レアルまでが非課税となった。
 昨年からの非課税額引き上げは、ルーラ大統領が大統領選の公約の一つとしていた所得税の課税額修正の一環で、現政権が終わるまでに、非課税額を5千レアルまで引き上げると約束している。
 議会政府リーダーのランドルフ・ロドリゲス上議によると、課税額の見直しは、昨年から審議が続いてい税制改革の中で十分に論じられるはずだという。
 財務省によると、2最賃までを非課税とする措置の恩恵を受ける労働者は1580万人だ。これに伴う税収減は30億レアルとされ、減収分を埋め合わせる工夫も必要となる。


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