会場超満員、79演目を披露=第45回熟ク連芸能祭

ブラジル日系熟年クラブ連合会(熟ク連、辺原良子会長)主催の第45回親睦芸能祭が、9月15日午前9時からサンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館で開催された。
時折霧雨がパラつく寒さの中、会員たちがこの日のために練習してきた民謡、団舞、カラオケ、ダンス、健康体操、コーラスなど79演目を披露。会場は立ち見が出るほどの超満員となり、熱気に溢れていた。
定刻通り、午前9時から始まった芸能祭では、原房子実行委員長の司会により進行。先没者への黙とうの後、『熟年讃歌』を全員で歌った。
引き続き、サンパウロ中央老壮会の小池深志氏による民謡『小諸馬子唄』を皮切りに、個人、団体の演目が舞台上で発表された。
熟ク連の会員も日本人1世の高齢化が年々進む中、今回の芸能祭では60代前後と見られる2世など比較的若い世代の参加が目立った。特に、パウリセイア鶴寿会のメンバー8人によるダンス『上を向いて歩こう』では、アップテンポの曲に合わせた軽快な踊りが会場を沸かせていた。
正午過ぎに行われた開会式のあいさつで辺原会長は、今回の芸能祭がコロナ禍後に再開された2回目の大会であり、昨年(60人)より多い79人の出演者があったことを喜んでいた。
会場入口と地下では各種食料品、日用品や衣類、DVDなどを販売するバザーも開かれ、来場者たちで賑わっていた。