アミン南東軍司令官に日本刀贈呈=「とても光栄、執務室に飾る」

リベルダーデ友好会(平崎靖之会長)の呼びかけにより、4日に清水享在サンパウロ総領事やブラジル日本都道府県人会の谷口ジョゼ会長ら有志一同が、親日のギド・アミン・ネーヴェス陸軍大将(62歳、General de Exército Guido Amin Naves)に日本刀(模造刀)を寄贈した。現在同氏は、サンパウロ市の南東軍司令部(CMSE)の司令官を任じでいるが、17日からはモンテネグロ新司令官(General de Exército Montenegro)に交代するという。
日本刀二振りを受け取ったアミン氏は刀を抜いて見せて、笑顔を浮かべながら「とても光栄。これは私の執務室に飾る」と喜んだ。平崎さんは「アミン大将はとても日系びいきの方で、日系団体や日本関係の交流に尽力してくれた。8月に清水総領事が公邸の昼食会に招待した際、大将はお忙しい中、わざわざヘリコプターで駆けつけてくれたほど」との逸話を披露した。

アミン氏は司令官退任後に予備役になり、11日の上院査問会を経て、来年から軍事連邦裁判所(Superior Tribunal Militar、STM)の判事に就任する予定だという。同連邦裁の定年は75歳、陸軍から5人、民間から5人、残りは空軍と海軍という編成だという。
平崎さんによれば、17日の新司令官就任式でも日本酒「弥右衛門」の樽を二つ使って鏡割りをする予定だという。