援協=イペランジャホーム改修進捗を報告=3月に新規入居者募集開始

サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)の2024年12月定例役員会が、19日午前9時半からサンパウロ市リベルダーデ区にある援協4階会議室とオンラインで開かれた。
11月分会計では、288万9646レアルの赤字(日伯友好病院は別会計)が報告された。
事務局報告では、スザノ・イペランジャホームの老朽化に伴う改修工事を発表。約1年半前に日本財団(尾形武寿理事長)に申請していた「日本財団プロジェクト」の認可が24年9月30日に下り、同11月からホームの改修工事が行われている。改修費用は総額64万9350ドル(約300万レアル)で、同プロジェクトによる日本財団からの助成金が48万9610ドル(約225万レアル)、援協の自己負担額が15万9740ドル(約75万レアル)となっている(金額は認可当時のレート)。改修工事により、同ホームの入居者数が現在の32人から45人に増加できることが見込まれており、第1期工事が終わる25年3月末には新規入居者の募集が行われる予定。改修工事の完成は25年末を予定している。
そのほか、11月の部門別寄付は27件で195万2417・97レアル。そのうちの約140万レアルが前述の「日本財団プロジェクト」による助成金となっている。物品寄付は29件だった。
議題では、25年度各施設イベント及び会議予定表の承認、25~26年度特別委員会の承認がそれぞれ行われた。
各委員会報告では、11月の会員総数が4986人(正会員317人、賛助会員4669人)で、会費総額は2万8785レアルだった。
各施設報告では、11月の巡回診療は無く、25年1月から再開されるという。
援協傘下病院の11月の診察数は、日伯友好病院=4万6240件、サンミゲル・アルカンジョ病院=5140件、イタペチニンガ病院=1万9399件。
福祉部の11月の訪問内訳は528人(男性78人、女性450人)で、月間受付延べ数は1431人だった。
各施設の24年11月現在の入居者数は次のとおり。
あけぼのホーム=45人。イペランジアホーム=32人。サントス厚生ホーム=54人。さくらホーム=21人。
役員会の最後には、援協事務局から手作りジャムの販売収益計2万レアルが、傘下4ホームに分配寄付された。