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笑いで日伯繋ぐインフルエンサー=2130万回再生男チアギーニョ=『日本は人生の進路』発言も

2026年2月7日

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 ブラジル人コメディアンでインフルエンサーのチアギーニョ(38歳、@othiaguinhomilgrau)が、日本列島で話題を振りまいた――。1月22日、編集部を訪れた本人が明かしたのは、約3カ月に及ぶ日本滞在の〝濃すぎる〟体験談だ。

 群馬、浜松、名古屋、滋賀、大阪、岐阜・・・。在日ブラジル人コミュニティを巡る公演ツアーはどこも大盛況。「全部回って本当に楽しかった。忘れられない経験になった」と興奮気味に語る。ラスト1カ月だけで動画の総再生数は2130万回を突破。そのうち77%がブラジル、15・3%が日本からという数字をスマホ画面で見せつけ、「日伯の両方に刺さった証拠だ」と胸を張った。

 しかも視聴者は在日ブラジル人だけではない。「日本人にも相当見られているはず」。実際、コメント欄には日本語がズラリ。「日伯をつなぐ動画が作れたのが何よりうれしい」と顔をほころばせる。

 サンパウロ市南西部カポン・レドンド出身。ファヴェーラの言葉遣いを知的な笑いに昇華させるスタイルでSNSを席巻中だ。フォロワー約6万人のうち、相当数が日系ブラジル人というのも特徴。サッカーネタのショート動画は〝鉄板〟だ。

 初訪日は2年前。芸人ルイス・フランサに同行して日本へ渡り、拠点は群馬。「自転車で全部回ったと言っていいくらい歩いた」と笑う。今回は完全に単独行。渡航から移動、滞在まで自前でこなし、名古屋、東京などを縦横無尽に移動。観光関連企業のPR動画や旅行会社との映像制作にも参加し、「自分の動画が世界に飛んでいく感覚があった」と手応えを口にした。

 彼の大げさな動き、独特の髪型、顔芸全開のコメディ表現は、日本では目立ちまくり。街中で写真を求められることもしばしば。「日本では存在そのものが派手」。SNSで拡散された即興ダンス動画も話題を呼んだ。

 反響はビジネスにも波及。在日の人材関連企業やメディアからコラボの打診が続々届いているという。さらに本人は、高齢者施設での慰問活動にも意欲満々。ブラジルの道化師訪問活動「ドウトーレス・ダ・アレグリア」を日本でもやりたいと構想を明かし、「お金より社会的意味が大事」とキッパリ。

 テレビ出演の可能性も浮上し、日本進出は次のステージへ。「日本はもう、人生の進路の一部」。チアギーニョの一言に、エンタメを通じた日伯交流の〝新章突入〟を予感させるものがあったと報告した。


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