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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(351)

2026年3月3日


 が、二人は、これを承諾しなかった。ある委員は、後に筆者に、

 「ゼルヴァジオの野郎、ワシらが辞めろ、と言っているのに、辞めるとは言わないンだ!」

 と罵っていた。もはや野郎呼ばわりであった。

 しかし、ここで誰もが「おかしい!」と気づくであろう。

 一九八七年と同様、選挙管理委員が、選挙の内容を操作しているのである。彼らが、監事会の描いた図式に加担していた…というカラクリが浮かび上がってくる。

 こういう事もあったという。

 「老兵は消えるべきだ」

 前記のIが組合本部

の中を、こう声高に言いながら歩いたというのだ。「老兵」がゼルヴァジオと小川を指していることは、誰にも判った。

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