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名桜大学研究者らが移民短歌研究=コロニア歌人の百年の孤独と再会=31音に刻む「離散と定着」の記憶《編集長コラム》

2026年3月3日

出席者の皆さん、前列左から小野寺さん、小池さん、寺田さん、後列左から多田さん、長尾さん、梅崎さん、屋良さん、大島さん
出席者の皆さん、前列左から小野寺さん、小池さん、寺田さん、後列左から多田さん、長尾さん、梅崎さん、屋良さん、大島さん

 当事者の声で掘り起こす歴史


 2月半ば、沖縄短歌をめぐる共同研究の一行が、およそ1週間の日程で来伯した。目的は、ブラジル移民社会に根づいた短歌の歩みを、当事者の声によって掘り起こすことにある。

 2月14日午前、サンパウロ市のブラジル日系熟年クラブ連合会会館で、1938年創刊でコロニア唯一の短歌専門誌『椰子樹』代表の多田邦治さんら、関係者5人に聞き取り調査を行った際に取材した。多田さんにはすでに聞き取りが行われており、この日は他の4人を中心に、記憶の襞を一つひとつたどるような語り合いが続いた。

 会場の空気がふと和んだのは、梅崎嘉明(よしあき)さんが多田さん...

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