《ブラジル》中銀の経済活動指数が低下=1月は前月を約1%下回る

中央銀行が17日、1月の経済活動指数(IBC―Br)は前月より約1%低下したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
中銀によると、休日や週末の休みの日の数などの差を調整した後のIBC―Brは138・48ポイントで、21年12月より0・99%低くなったという。 IBC―Brは工業、商業、農業の3部門の経済活動と収税額を用いて算定される。
地理統計院(IBGE)によれば、1月は工業が2・4%減、サービスが0・1%減となったが、商業は0・8%増だった。
1月のIBC―Brは昨年同月比で0・01%増、3カ月前との比較では0・19%増だった。直近12カ月間の累積は4・73%伸びている。
IBC―Brは国内総生産(GDP)の先読み指標で、中銀の通貨政策委員会(Copom)が経済基本金利(Selic)を調整する際の資料としても使われる。
経済省は17日、今年のGDPの成長予想値を2・1%から1・5%に下方修正したと発表したが、来年の成長予想値は2・5%のままで据え置かれた。
他方、政府の公式物価指数でもある広範囲消費者物価指数(IPCA)は、4・7%から6・55%に上方修正された。