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《ブラジル》年間インフレ率を6・70%に引き上げ=Selicは11・75%に

2022年3月18日

 経済省は17日、今年の年間インフレ率と2023年の最低給与の予測を発表した。インフレ予想は前回の予想値を大きく上回っている。17日付現地サイトが報じている。
 経済省の予測によると、2022年の全国消費者物価指数(INPC)は、これまでの4・25%から6・70%へ、50%近く引き上げられた。
 INPCは経済省が最低給与を算出するための基準となる指数だが、それに基づくと、23年の最低給与は、22年の1212レアルから1293レアルになり、81レアル上乗せされたものになる見込みだ。

 だが、インフレ率が6・70%よりも高くなったら、最低給与は1300レアル台に乗ることもあり得る。一般に、最低給与が1レアル上がると、国庫の負担は3億6500万レアル増すといわれている。
 他方、すでに報じられている通り、連邦政府内の国内総生産(GDP)の成長見込み率は2・1%から1・5%に下がっている。
 また、中銀通貨政策委員会は16日、経済基本金利(Selic)を1%ポイント引き上げ、11・75%とした。それまでの予測では1・5%ポイントの引き上げと見られていたが、今回は1%ポイントの引き上げに止まった。なお、次回会議でも同程度の引き上げが続く見込みだ。


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