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《サンパウロ州》世界一のカシャッサは?=国際大会で3銘柄が選ばれる

2022年4月5日

マスター賞を受賞した3銘柄のカシャッサ(Divulgação)
マスター賞を受賞した3銘柄のカシャッサ(Divulgação)

 3月1日に開催された酒類の国際コンペティション(The Global Spirits Masters)のラム酒/カシャッサ部門で、サンパウロ州ミラソル市の会社が作った三つの銘柄の品が「世界最高のカシャッサ」に選ばれたと3月30日付G1サイトなどが報じた。
 カシャッサはサトウキビの汁を発酵、蒸留させて作った酒で、ブラジルの典型的なアルコール飲料の一つだ。
 今年度の大会のラム酒/カシャッサ部門のケイン・スピリット/カシャッサというタイトルでマスター賞を受賞したのは、1978年創業のドン・タパロ・エンジェニョ社製の「ドゥアス・マデイラス・エストラ・プレミウン」「カルヴァーリョ・アメリカノ10年物」「カバレ・エストラ・プレミウン15年物」の3銘柄だ。このタイトルでは、もう一つの銘柄が金賞に選ばれただけで、同一会社の製品がマスター賞を総なめにした。
 ドン・タパロ・エンジェニョ社の共同経営者のジオヴァニ・タパロ氏によると、同社では年間役100万リットルのアルコール飲料が生産されているという。

酒をねかせるための樽(Divulgação)
酒をねかせるための樽(Divulgação)

 ジオヴァニ氏は、今回の受賞について訊かれると、「すごく満足している。この賞は私達の全ての努力の結実だ。私達は3代目で、世界最大のコンテストの一つのカテゴリーで我が社の製品が最高の賞の全てを獲得できるなんで夢みたいだ」と語った。
 同氏によると、最高品質のカシャッサは、良い材料を上手に発酵させ、うまく蒸留する事で生まれ、その色合いと香り、味は製品を寝かせる事で深みが出るという。
 同社ではカシャッサ用の樽に国産のジェキティバやアンブラナ、外国産のヨーロッパナラやアメリカナラを使っている。
 同社の商品の95%は国内で消費されている。だが、従来も輸出していた米国やオランダ、英国に加え、最近はポルトガルやスペイン、フランスへの輸出も始まった。今回の国際大会で最高の栄誉を得た事で国外への販路はさらに拡大すると見られている。


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