《ブラジル》新身分証明書の発行開始=当面は6連邦自治体から

26日からリオ・グランデ・ド・スル州を皮切りに新しいRG(身分証明書)の発行が開始されると24~25日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
最初に発行が始まるのはリオ・グランデ・ド・スル州で、その後はアクレ、連邦直轄区、ゴイアス、ミナス、パラナの6連邦自治体だ。それ以外の州)での発行開始時期は決まっていない。
新RGは従来の納税者番号(CPF)を個々人の基本情報としているため、他州に転居した場合も同じ番号を継続使用する事になる。指紋などの情報も組み込まれているため、複数の機能を1枚で担える上、偽造などの犯罪行為も起こりにくくなる。
新RGはCPFの情報がきちんと更新されている人の分から発行される。CPFに問題がある人は国税庁のサイトにアクセス(https://www.gov.br/pt-br/servicos/atualizar-cadastro-de-pessoas-fisicas)すれば更新できる。ただし、書類の不備などがある場合は必要な書類をメールで送る必要がある。
新RG発行のために必要となる可能性のある書類は、写真付の公式の身分証明書、(身分証明書に国籍や出生年月日などの記載がない場合は)出生証明や婚姻証明、居住地証明書、顔写真(本人または保護者)だ。
16~17歳の場合の写真は申請者(どちらかの親)の物でもよい。16歳未満の未成年者の場合は、申請者(両親、後見人、親権者)の写真付の公式の身分証明書が必要だ。後見人や親権者が申請する場合は、保護または看護の責任を証明する書類も必要となる。
18歳以上の障害者の場合は3等身までの親族が申請できるが、障害を持っている事を証明する医師の診断書、申請者(配偶者や同居者、3等身までの親族)の写真付の公式の身分証明書、血縁関係を証明する書類が必要となる。