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マリンガ=第31回ブラジル日本祭り開催=パラナ州知事や市長も出席

2022年8月24日

食の展示会
食の展示会

 パラナ州北部にあるマリンガ文化体育協会(Acema)は6~15日、「第31回ブラジル日本祭り」を同協会会館にて開催した。同市役所、在クリチバ日本国総領事館後援。

ラッチーニョ州知事と日系妻ルシアナさん
ラッチーニョ州知事と日系妻ルシアナさん

 6日に行われた開会式には、カルロス・マッサ・ラチーニョ州知事、濵田圭司在クリチバ日本国総領事、ウリセス・マイア市長、エドソン・スカボーラ副市長、西森ルイス連邦議員、ホメロ・マチェセ州議員、協賛企業、協力団体代表らが出席。
 挨拶に立った濵田総領事は「領事館の使命のひとつに日本文化の普及があり、ブラジル日本祭りには大きな貢献をしてもらっている」と語り、今後も日本文化関連イベントへの支援を続けていく意向を示した。
 ラッチーニョ州知事は「ブラジル日本祭りは31年ですさまじい成長を遂げた。それはこの街の活気と成長を意味する」と語り、「この街の発展に貢献した日本移民の歴史に深い敬意を抱いています」と述べた。
 パラナ日伯文化連盟の鈴木エドゥワルド会長は「ブラジル日本祭りのようなイベントがあるからこそ、日本の開拓者たちの伝統が守られ、世代を超えて受け継がれていく」と述べた。
 第1回目からボランティアとして参加し、同祭の成長を見守ってきた西森連邦議員は「最初は小さなものだったブラジル日本祭りが、今ではブラジルの主要なイベントの1つになっている」と喜びを語った。
 塩崎アフォンソAcema会長は、コロナ禍により2年間中断していた同祭の開催を可能にした協賛企業や出展者に感謝の気持ちを述べた。
 同祭では、商業、芸術、文化、食の4つの展示会が行われた。商業展には、自動車ディーラー、金融機関、建設会社、手工芸品、日本製品など50以上の商品・サービスが出展。芸術展では、よさこいソーラン、盆踊り、和太鼓などの代表的な踊りに加え、在伯日系人コミュニティーの歌い手によるパフォーマンスが披露された。
 文化館では、盆栽、生け花、折り紙、造形美術の展示が行われた。
 第1回から参加しているAcemaパートナー4団体(生長の家、西本願寺、和順会、サンフランシスコ・ザビエル文化センター)が「料理大型テント」を展開し、約1500人のボランティアが日本料理を提供した。


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