世界から詠む白河の風情=「芭蕉白河の関俳句賞」募集中

福島県白河市は松尾芭蕉ゆかりの「奥州の玄関口」。同市では今年で第7回目となる、俳聖の旅路に想いを馳せる俳句賞「芭蕉白河の関俳句賞」を主催し、国内外からの応募を呼び掛けている。この俳句賞は、白河関にまつわる歴史と文化を国内外に発信し、地域の文化芸術振興と交流人口の拡大を図ることを目的とし、今回の募集では従来の「海外の部」に加えて「海外ジュニアの部」を新設し、在外者による日本語俳句の投句が求められている。
募集部門は以下の通り。【海外の部(海外在住18歳以上)】自由題にて日本語俳句を最大2句まで。投句料無料。【海外ジュニアの部(海外在住18歳未満)】自由題、未発表、日本語俳句最大2句まで。投句料無料。
選者は一般部等と同様に鈴木太郎、佐怒賀直美、橋本研二、金子秀子4氏が海外の部も審査を担当する。審査の結果は、12月頃に入賞者へ通知され、市公式サイト(https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page007427.html)でも発表される予定だ。
投句は本紙6面の投句用紙に書き込み、福島県人会まで(白川俳句係宛、Associação Fukushima Kenjin do Brasil(R. da Glória, 721 - Liberdade, São Paulo)郵送を。Eメール(fukushimakenjinsp@gmail.com)も可。問い合わせ電話(11・3208・8499)
もしくは自分で直接に郵送、電子メールによる送付も可能。特に海外応募者にはインターネット経由での投句フォーマット(https://www.shirakawa.jp/ssl/shirakawa/mailform.php?code=207)が用意されており、白河市文化振興課や開催要項PDFから用紙をダウンロードして利用すれば手軽に参加できる。締め切りは9月16日(火)。当日消印有効で、海外応募も同日の消印または送信をもって有効となる。
入賞作品は大賞、特選、秀逸、入選として表彰されるほか、海外の部は作品集に全句が掲載され、全員に贈られる特典もある。表彰式と当日投句会は来年1月25日(日)に白河文化交流館にて開催される予定。
本俳句賞は、作り手の創作と歴史的景勝地の魅力を結ぶ場として、国内外の詩心ある人々の参加を期待している。とりわけ海外在住者に門戸が開かれ、言葉の壁を越えた国際文化交流の機会を提供する点が注目される。
郵送の宛先は白河市文化振興課(〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1、電話0248・28・5502)。および同市公式サイトにて諸要項の詳細が確認可能であり、俳句愛好者や日英文化交流に関心を持つ海外在住者への参加を広く呼び掛ける。