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「日系」通じて平和を考える=すずきじゅんいち監督3部作上映

2025年7月26日

チラシ
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 JICA横浜・海外移住資料館では、戦後80年を迎える節目に、すずきじゅんいち監督による日系人をテーマにしたドキュメンタリー映画三部作を、8月2日から3週連続で上映する。

 アメリカで強制収容された日系人の苦難と差別、祖国と向き合う姿を描き出し、現在に生きる観客へ平和の重要性を問いかける。上映作品は以下の通り。

 『東洋宮武が覗いた時代』(8月2日、2008年/98分):写真家・東洋宮武の記録を通し、強制収容所の実態に迫る作品。初回には榊原るみさんを交え、監督のトークショーも実施。

 『442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍』(8月9日、2010年/97分):442部隊の栄光と悲哀を描き、マウイ映画祭観客賞を受賞。日米両国で高い評価を得た。

 『二つの祖国で』(8月16日、2012年/100分):戦争に翻弄される日系二世の葛藤と家族の絆を描き、日本国内でも高い評価を受ける。

 各回とも参加費無料で、予約不要。整理券が当日11時より配布され、13時45分から上映、15時からトークショーが行われる。

 本上映会は、日本とアメリカの歴史的背景の中で、日系人が直面した偏見や葛藤を学ぶ貴重な機会であり、すずき監督を迎えてのトークショーでは、制作秘話や監督自身の思いが語られる予定。戦後80年の節目にふさわしい、平和への問いを投げかける夏の催しとして、多くの来場が期待されている。

 問い合わせは電話(横浜045・663・3257)、メール(jomm022@jadesas.or.jp)まで。


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