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《ブラジル》8月は0・73%のデフレ=IPCA―15は1991年以来で最低

2022年8月25日

IPCA ―15の低下に貢献したガソリン代(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)
IPCA ―15の低下に貢献したガソリン代(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)

 地理統計院(IBGE)が24日、8月15日締めの広範囲消費者物価指数(IPCA―15)は0・73%のデフレだったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 8月のIPCA―15は1991年の統計開始以来最低で、8月も7月に続くデフレとなる事はほぼ確実だ。これにより、今年のIPCA―15は5・02%、12カ月間では9・60%となった。
 IPCA―15低下を牽引したのは5・24%減を記録した交通費だ。特に燃料は、ガソリン16・80%、エタノール10・78%、車用の天然ガス5・40%、ディーゼル油0・56%と軒並み値下がり。4カ月続けて値上がりしていた航空券も12・22%値下がりした。
 また、家屋用電気代の3・29%値下がりが牽引した居住費が0・37%、通信費が0・30%値下がり。燃料や電気代、通信費の値下がりは、商品流通サービス税(ICMS)の課税率上限引き下げなどによるものだ。
 他方、食料・飲料は7月の1・16%とほぼ同じ1・12%値上がりした。特に目立つのはロングライフ牛乳の14・21%で、果物の2・99%やチーズの4・18%、鶏の切り身の3・08%などがそれに続く。
 また、保健・衛生・介護費は0・81%、個人用品費は0・81%、被服費は0・76%、教育費は0・61%、家庭用品費は0・08%上がり、交通費などの値下がりがなければ、0・64%のインフレだった。全体はデフレだが、燃料などを除くとインフレという状態は7月と同じだ。
 なお、12カ月間の累積のIPCA―15が1桁台の地域は、調査対象の11地域中、8地域に増えた。7月は11地域中、1地域のみだった。


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