ブラジル独立200周年=記念パレードまで一週間=予行練習に800人参加=悪天候で延期の可能性も

日系主要6団体による「ブラジル独立200周年記念市民パレード」が9月4日午前10時から正午、サンパウロ市リベルダーデ大通りにて行われる。28日には同パレードの予行練習がサンパウロ市パライゾ区の南東軍総司令部敷地内で行われ、約800人が参加した。
パレードを主催するのは、ブラジル日本文化福祉協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル日本商工会議所、日伯文化連盟、リベルダーデ文化福祉協会の6団体。
パレードは午前10時、リベルダーデ大通りとバロン・デ・イグアッペ街の交差点から開始。サンパウロ州軍警騎馬隊と陸軍音楽隊がブラジル旗と27州旗を掲げながら9月7日広場とグロリア街の交差点に向け行進を始め、その後ろを日本国旗と47都道府県旗を掲げた日系グループが行進する。
パレード中盤には、日伯両国歌やブラジル独立賛歌の斉唱、日系6団体と在サンパウロ総領事館代表者がブラジルへ感謝を表す式典が行われる。パレード終了後、日本伝統芸能の披露イベントが同ルート上で行われる。
予行練習ではパレード時の各団体同士の距離間や、披露演目内容を確認。パレードロジスティクス担当の大城アレシャンドレさんは「準備はすでに整いました。ですが、パレード当日の天気予報は雨となっています。天候不良の場合は延期するしかないので、今は好天になることを祈るばかりです」と語った。
予行練習に参加した「鳥取シャンシャン踊り」代表の美甘チズコさん(70歳)は「普段の舞台での披露とは違うので不慣れなところはありますが、平均年齢75歳の私たち全員、パレードを楽しみにしています」と意気込みを語った。
グランドフィナーレで、各団体を率いて坂本九の『上を向いて歩こう』や『ありがとうブラジル』などを歌う予定の平田ジョエさんは、「当日がとても楽しみです。でもそれと同じくらい強い責任感を感じています」と語った。