site.title

《ブラジル》ペトロブラスが台所用の液化ガス値下げ=IPCAへの影響はわずか

2022年9月14日

配送業者向けの台所用液化ガスの販売価格の推移(12日付G1サイトの記事の一部)
配送業者向けの台所用液化ガスの販売価格の推移(12日付G1サイトの記事の一部)

 ペトロブラスが12日、13日から台所用の液化ガスの配送業者への販売価格を4・7%引き下げると発表したと12日付現地サイトが報じた。
 これにより、台所用の液化ガスの配送業者向け価格はキロあたり4・23レアルが4・03レアルとなり、13キロ入りのガスボンベ(ボチジョン)の配送業者向け価格は52・34レアルに下がった。
 燃料費高騰などに対応するインフレ対策として始まった商品流通サービス税(ICMS)の課税率引き下げ後、ガソリンやディーゼル油の価格は引き下げられて来た。
 だが、台所用のガスの価格は、4月9日にキロあたり4・48レアルが4・23レアル(13キロなら54・94レアル)に引き下げられたのを最後に、調整されない状態が続いていた。
 今回の値下げでボチジョンは、3月11日のキロあたり4・48レアルから4・03レアルへと10%下がった。
 だが、今年3月には16・1%、昨年10月には7・2%、昨年7月には6%と、大幅な値上がりが続いていたため、今回の値下げ後も、昨年6月までのキロあたり3・4レよりも18・5%高い。
 ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)によると、同財団が集計する消費者物価指数(IPC)で見た台所用ガスは8月までの12カ月間で18・14%上がっていたが、配送業者向けの販売価格値下げで広範囲消費者物価指数(IPCA)は0・04%ポイント下がるという。
 8月3日現在のボチジョン価格は111・57レアルで、今回は2・6レアル位下がるという。ボチジョンがIPCAに占める比重は1・25%で、ガソリン代の5・96%や電気代の3・82%より小さいが、それでも、9月と10月のIPCAは0・02%ポイントずつ下がるようだ。


《アルゼンチン》副大統領暗殺未遂事件で3人目の逮捕者=3人目、実行犯の彼女の友達前の記事 《アルゼンチン》副大統領暗殺未遂事件で3人目の逮捕者=3人目、実行犯の彼女の友達《ブラジル》最高裁長官にローザ判事が就任=専門家肌でマスコミ発言控えめ次の記事《ブラジル》最高裁長官にローザ判事が就任=専門家肌でマスコミ発言控えめ
Loading...