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1~8月期会計は黒字=聖南西文化体育連盟代表者会議

2022年10月11日

代表者会議の様子
代表者会議の様子

 聖南西文化体育連盟(UCES、シルビオ・古川会長)は1日午前9時、ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ市の同文化体育協会会館で代表者会議を開催した。団体代表者ら39人が出席し、1~8月期会計報告、欠員補充などについて審議した。250万レアル基金については出資者の天野鉄人さんが欠席したため審議されなかった。

古川シルビオ会長とミルトン・ノムラ第1会計理事(左から)
古川シルビオ会長とミルトン・ノムラ第1会計理事(左から)

 会議冒頭では、3月6日に亡くなった故山村敏明前会長に1分間の黙祷が捧げられ、同会長が開会挨拶を行った。挨拶の中でフルカワ会長は、桑名良輔在サンパウロ総領事の招待により、総領事公邸での懇談昼食会に新役員4人が参加したことなどを報告した。
 1~8月期の一般会計について、ミルトン・ススム・ノムラ第1会計担当理事から報告が行われた。会計状況は黒字だが、詳細数値については、昨今の治安悪化によるUCESへの犯罪誘発を懸念し、報道陣には非公表とされた。
 2022年度会費支払い状況については6団体が支払い済みで、大半が未払いだという。『UCES創立70周年記念誌』製作費は4万5131レで、編集担当者から「各文協の原稿が集まっていないので、早く出してほしい」との要請も行われた。
 250万レアル基金については全額出資者の天野鉄人さんが欠席したため審議されなかった。天野さんは本紙電話取材に対し「電話が壊れていたため、予定調整がうまくいかず会議に行けなかった。第1回代表者会議時に故山村会長に250万レアル基金は取り崩さないで300万レになるまで頑張ってほしいと伝えた。最終的に500万レになれば、ノーベル賞と同様に利子だけで永久的にUCESは運営していける」と語った。
 ご祝儀や香典などの金額設定は、各会長が判断することや、オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO)の荒木進会長から同協会創立70周年を記念して出版された『ACENBO70ANOS』の配布が行われた。
 次回代表者会議は、12月4日(日)にレジストロで行われる。会議後、忘年会が催される。


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