CBLJ=第42回スピーチコンテストを開催=第2回県費留学研修発表も

ブラジル日本語センター(矢野敬崇(のりたか)理事長)は9月25日、サンパウロ市ビラ・マリアナ区の同センターにて「第42回日本語スピーチコンテスト&第2回県費留学・研修発表会」を対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド方式で行った。スピーチコンテストは、日本語レベルによってA、B、Cクラスに分けて行われ、全28人が参加。県費留学・研修発表会では3人が日本での経験を報告した。
開会式には市川利雄ブラジル日本都道府県人会連合会会長、洲崎勝国際交流基金サンパウロ日本文化センター所長、川村怜子JICAブラジル事務所次長、小堤明日香在サンパウロ総領事館領事らが来賓参加した。
挨拶に立った矢野理事長は「私もスピーチコンテストに初めて参加したときは、自分の名前すらうまく言えたかどうか覚えていないくらい緊張しました。しかし、無理だと思うことも2回、3回と経験を重ねていくうちに出来るようになるものです」と出場者へ励ましの言葉を送った。
スピーチは、5人の審査員の前で行われ、内容、表現力、発音、聴取者への意識の4つの項目で審査された。グループCは日本語能力試験レベルN5、BはN4・3、AはN2以上に相当。スピーチの様子は同センターユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=u_sGS7Ih-zc)でも配信され、視聴者から応援のコメントが寄せられた。
Cグループで「健康と家庭菜園」をテーマにスピーチしたジョナタ・アラウージョさんは「将来、日本に行きたいので、スピーチコンテストのような機会があることは、日本語の上達に繋がって有難いです」と語った。
県費留学・研修発表会では、森ベアトリセさんが鹿児島大学での獣医学研究体験を発表。浦塚カミラさんは愛媛大学教育学部オンライン留学体験を、川村みきさんは岩手県工業技術センターでのプロダクトデザインとグラフィックデザインの研修体験を語った。
スピーチコンテストの結果は以下の通り。Aクラス同点2位2人=フェルナンド・ヌネスさん「日本語は学ぶチャンス!」、ルッカス・ナッシメントさん「完璧主義からの脱却」、Bクラス1位=横溝マルコスさん「本当の男になりますように」、Cクラス1位=ペドロ・モンテイロさん「学ぶこと幸せになること」。