ジュンジアイ睦会=創立50周年をお祝い=渡辺さん、山崎さんに感謝状

ジュンジアイ睦会(西一人会長)は16日、サンパウロ州ジュンジアイ市の同会会館にて「ジュンジアイ睦会創立50周年祭」を開催した。本来は昨年に開催する予定だったがコロナ禍のため延期し、今年の開催となった。
同祭には会関係者ら約140人が参加。来賓としてジュンジアイ日伯文化連合会会長の奥村フェルナンドさん、辺原(へばら)良子ブラジル日系熟年クラブ連合会会長が出席した。
式典では先亡者へ1分間の黙とうが捧げられ、功労者の渡辺俊江さんと山崎万里男さんへの感謝状授与、記念ケーキカットが行われた。式典挨拶に立った西会長は「本日はお忙しい中お集りいただきありがとうございます。今日は楽し むだけでなく、次世代へバトンを渡す気持ちで祝いましょう」と語った。
功労者表彰を受けたジュンジアイ日伯文化福祉会元会長の山崎さんは「50周年を祝えて光栄です。この会館は、結婚式や洗礼式などさまざま用途で使われており、会館を作った甲斐があった」と笑みを見せながら語った。
山崎万里男さんによる乾杯の後、ジュンジアイ音頭、ビンゴ大会が行われた。ビンゴ大会では白菜やごぼうなど睦会関係者の提供農作物が景品となった。
同会創設メンバーの長山豊恵さん(98、2世)は「コロナ禍で3年間なにも出来なかったけど、またみんなと集まれて嬉しいです。今日は一生の思い出になると思います。存分に楽しみたいです」と語った。
ジュンジアイ睦会は1971年、後に初代会長となる中井深氏の自宅を拠点に、日本舞踊のグループを創ろうと集まった14人によって「明治会」として創設された。コロナ禍以前は、週に2回3時間程、日本舞踊を同会館で教えるなどしていたが、コロナ禍で活動は中断。コロナ禍が収束しつつある現在も、高齢会員が多いことから、活動再開はまだ行われていない。