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失業率が8・7%に低下=15年第2四半期以来の低率に

2022年10月28日

労働手帳(Marcello Casal Jr/AGencia Brasil)
労働手帳(Marcello Casal Jr/AGencia Brasil)

 地理統計院(IBGE)が27日、全国家庭サンプル調査継続版による第3四半期の失業率は8・7%で、8・4%だった2015年第2四半期以来の低率だったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 7~9月の失業率は9・3%だった第2四半期より0・6%ポイント、12・6%だった昨年同期より3・9%ポイント低下。第3四半期の失業者は946万人で、2015年第4四半期以来の少なさとなった。失業者数は前期比で6・2%(62・1万人)、昨年同期比で29・7%(400万人)減少。第3四半期の就労者は9930万人で、前期比では1%(100万人)、昨年同期比では6・8%(630万人)増えている。
 また、民間部門の非正規雇用者は1320万人で、2012年の統計開始以来最大だった。この数は前期とほぼ同じだが、昨年同期比では13%(150万人)増えている。
 非正規の就労者は3910万人で、6~8月に記録した3930万人よりも減少した。また、就労者全体に占める非正規就労者の割合は39・4%となり、第2四半期の40%や昨年同期の40・6%より改善している。
 また、就労者が増えた事で、就労可能な年齢層の人口に占める就労者の割合は57・2%に増えた。この数字は、2015年8~10月以来の高率だ。
 正規雇用者の数は3630万人となり、前期比で1・3%、昨年同期比では8・2%増えた。また、公務員は1220万人となり、前期比で2・5%、昨年同期比で8・9%増えた。ただし、この数字の中には非正規の公務員310万人が含まれている。非正規の公務員の増加率は過去最大で、前期比で11・6%、昨年同期比で35・4%増えている。
 また、希望する時間数働けずにいる人は620万人に減った他、失業者や就学者、希望する時間数働けない人、就業・求職を諦めた人などの活用されていない労働人口は2340万人に減少した。


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