女子サッカーW杯=2027年はブラジルで開催=同杯初の南米国主催大会に

17日、2027年に開かれるサッカーの女子W杯の次回開催国がブラジルに決まった。 同日付グローボエスポルテ(1)が報じている。
ブラジル開催は、この日にタイのバンコクで開かれた国際サッカー連盟(FIFA)の総会で決まった。ジャンニ・インファンティーノFIFA会長は27年の女子W杯の開催地を決める投票が終わった後、壇上に上がって「BRAZIL」と書かれた紙を広げて見せ、「おめでとうブラジル。歴史上最高のW杯を共に作ろう」と祝福した。
投票結果はブラジルが119票、ドイツ、オランダ、ベルギーの欧州組が78票だった。
開催決定の知らせを受けたブラジル・サッカー連盟(CBF)のエジガルド・ロドリゲス会長は、壇上でのスピーチで喜びを爆発させた。また、「ブラジルが候補になった時から、委員会の女性委員たちがブラジルのために尽力してくれた。全面的に彼女たちの仕事の賜物だ」と感謝の意を示した。
同会長はリオ・グランデ・ド・スル州大水害のことも聴衆に訴え、同州に女子サッカーのための強化センターを作ることも約束した。
女子サッカーW杯は1991年に始まり、4年毎に開催されている。2027年大会は10回目にあたるが、南米国が開催国に選ばれたのは初めて。総会での開催国決定も初めてだ。ブラジルは1950年と2014年に男子サッカーW杯の開催国となっており、14年大会で使われた12会場中、ナタルとクリチバを除く10会場が女子W杯でも使われる(2)。