リオ市=マレー地区の捜査で3人死亡=犯罪組織の報復で幹線道封鎖

11日、リオ市北部マレー地区で麻薬密売組織を摘発する捜査が行われ、銃撃戦で3人が死亡、13人が逮捕された。また、密売組織が報復として市内の主要幹線道路を封鎖し、混乱が広がった。同日付G1サイト(1)が報じている。
銃撃戦が起きたのは11日朝で、軍警特別機動隊(BOPE)が密売組織の拠点に駆けつけた時、犯罪者たちが銃撃で応じたため、銃撃戦に発展。少なくとも3人の死が確認されている。
死亡したのはBOPE隊員のジョルジェ・ガルジーノ・クルス氏と、密売組織リーダーのゼキーニャの警備役のフランシスコ・ジョルジェ・ダ・コンセイソン・デ・フレイタス容疑者(通称ディヴォ)と、THという名前のリーダーの護衛役で通称ディグドゥムという男の3人となっている。
この組織は2人が殺されたことなどに抗議の意を示し、ブラジル大通り、リーニャ・ヴェルメーリャ(赤線)、リーニャ・アマレラ(黄線)という、リオ市内の3大幹線道路を封鎖。市内の交通が大混乱となった。
赤線と黄線は夕方までに解放されたが、ブラジル大通りは夕方になっても西部行き車線が封鎖されていた。ブラジル大通りには同市を代表する医療機関オズワルド・クルス財団(Fiocruz)があるが、その近くでバスの焼き討ちも起き、混乱がさらに広がったという。