コパ・アメリカ=セレソン準々決勝進出も=ウルグアイ戦はヴィニ抜き

2日、サッカーのブラジル代表(セレソン)はコパ・アメリカでの対コロンビア戦を1対1で引き分け、準々決勝進出を決めたが、次戦のウルグアイ戦はエースのヴィニシウス・ジュニオル抜きで戦わなければならなくなった。同日付UOLサイト(1)などが報じている。
試合は序盤から重い展開となった。前半6分、ドリブルをしていたヴィニシウス・ジュニオルがハメス・ロドリゲスの顔を手で押し、転倒させてイエローカードを出された。これはこの大会2枚目のイエローカードで、準々決勝には出場できなくなった。
ヴィニシウスは前半42分に相手ペナルティ・エリアでドリブル中に相手からの厳しいタックルで転倒したが、PKを得られないなど、ツキもなかった。
試合は前半12分にラフィーニャがペナルティエリア外からのフリーキックをゴール右隅に鮮やかに決め、1点を先制した。
だが、現在サンパウロFCでプレー中のかつての国際的スター、ハメスを中心に試合を良い流れで作っていたのはコロンビア。スムーズなパスの流れで度々セレソンのゴールを襲い、それを守護神アリソンが好守で防ぐ展開が続いた。
だが、前半終了間際、ディフェンダーががら空きになったゴール左前に入り込んだ相手ディフェンダーのダニエル・ムニョスにゴールを決められ、同点となった。試合は後半もこう着状態が続き、1対1のまま、引き分けた。
これで、セレソンはグループリーグD組で1勝2分けとなり、2勝1分けのコロンビアに次ぐ2位でベスト8に進んだ。準々決勝の相手は目下3連勝中の好調ウルグアイだ。ドリヴァル・ジュニオル監督は、「ただでさえネイマールがいないのに、今度はヴィニもいない。苦しいが、他の選手の台頭を期待したい」と奮起を促した(2)。