site.title

「真相究明委員会」を再始動=前政権時代での終了を撤回

2024年7月5日

アルメイダ人権相(Tania Rego/Agencia Brasil)
アルメイダ人権相(Tania Rego/Agencia Brasil)

 ルーラ大統領が、以前の「真相究明委員会」を受け継ぎ、軍政時代に起きた政治的死去と失踪に関する特別委員会を再発足させることを決めた。2日付G1サイト(1)が報じている。
 4日付連邦政府官報によると、新しい委員会の名前は「政治的死者行方不明者特別委員会(CEMDP)」。これは、ボルソナロ政権末の2022年に幕を閉じた真相究明委員会に代わるものだ。
 ルーラ大統領はこの官報で、2022年12月30日、つまりボルソナロ政権が終わる1日前に官報に掲載された、真相究明委員会解散を定めた大統領令を無効とし、メンバーを入れ替えた上で、委員会の活動を継続させることを決めた。
 入れ替わる委員は4人で、新委員長のエウジェニア・アウグスタ・ゴンザーガ氏は以前の真相究明委員会委員長で、2019年にボルソナロ前大統領に解任された。かつての委員で委員会消滅を支持した、ボルソナロ氏の親友のマグノ・マルタ上議の側近やボルソナロ派で知られるフィリペ・バロス下議、軍関係者も入れ替えられた。
 今回の委員会再始動はシルヴィオ・アルメイダ人権相が強く希望していた。同氏は、「真実や正義の記憶を保証するためにも、この委員会は極めて重要だ」と主張している。


ライーがフランスで左派連合を激励前の記事 ライーがフランスで左派連合を激励パラナ州=女性への苛性ソーダ攻撃=元恋人の計画犯罪と判明次の記事パラナ州=女性への苛性ソーダ攻撃=元恋人の計画犯罪と判明
Loading...