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ドゥケ被告=パラナ州地裁が再逮捕命令=PB汚職で39年の実刑

2024年7月20日

ドゥケ被告(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)
ドゥケ被告(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 パラナ州連邦地裁がペトロブラスでの汚職疑惑で、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦の渦中の人物だったレナト・ドゥケ被告に対し、再逮捕命令を出していたことが明らかになった。18日付UOLサイト(1)が報じている。
 パラナ州連邦地裁が逮捕命令を出したのは12日だが、18日に明らかにされたところによると、ドゥケ被告は三つの判決で上訴の可能性が尽き、罪状が確定したことで、逮捕令状が出た。ドゥケ氏は四つ目の判決も受けているが、こちらは上訴が可能だ。
 同被告は2003~15年(ルーラ政権第1〜2期とジウマ政権第1〜2期)の労働者党(PT)政権時代にペトロブラスのサービス部長を務めていたが、その時代のゼネコン企業とのカルテルや、民間企業との契約時に、自身や口を利いた政治家に手数料を払わせる贈収賄工作などの嫌疑で実刑判決を受けていた。
 その累積実刑年数は一時、98年に及んでいたが、LJのヴァザ・ジャット・スキャンダルでこれまでのLJの審理内容が疑われ、見直しを迫られた2020年に釈放され、電子足輪をつけての自宅軟禁となっていた。(2)
 今回の逮捕による刑務所での受刑期間は、39年2カ月20日となっている。本来は45年9カ月19日だが、2015年に逮捕され、2020年に釈放されるまでの日数が差し引かれている。
 同被告の弁護人は18日、LJによる他の被告同様、ジアス・トフォリ判事が逮捕命令を覆してくれることに期待し、最高裁に上告した。(3)


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