いいもの展=鹿児島名産焼酎を紹介=奄美大島開運酒造が協力

7月19日から21日にサンパウロ市で開催された事業者向け日本名産品紹介イベント「ふるさといいもの展」に鹿児島県の酒造会社「奄美大島開運酒造」が参加し、同社の泊浩伸常務取締役(鹿児島県、60歳)が鹿児島名物の焼酎などを紹介した。
「ふるさといいもの展」は、世界最大規模の日本文化イベント「県連日本祭り」に合わせて実施され、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)、日本貿易振興機構(JETRO)、日本農林水産省が主催した。同展には、日本から109人の事業者が参加。当地輸入会社や飲食店関係者と商談する場が設けられた。
泊取締役は鹿児島ブースで同社製品「黒糖焼酎れんと」や「黒糖焼酎紅さんご」を紹介。「れんと」は熟成期間にクラシック音楽をかける「音響熟成」で話題となった一品。「紅さんご」は、2種類の樽で5年間熟成させた。「れんと」は既に日系輸入商社「ヤマト商事」が輸入し、飲食店や小売店で販売されている。
泊取締役はいいもの展に参加した感想として、「県人会のバックアップの素晴らしさに感動しました。海外出張は心配事が多いものですが、県人会の協力のおかげで心配なく参加できました。展示会では多くの方に焼酎を試飲していただき、感想を直接頂くことができ、本当に良かったです。ブラジルでさらに鹿児島の焼酎が普及できるよう、ヤマト商事を始めとする現地の方々の力添えをいただきながら販路拡大に努めていきたいです」と意気込みを語った。