リオ市=公立校から1トンの大麻=ターミナルでは武器や銃弾

麻薬密売組織が資金洗浄のために建設・売却していた不動産の取り壊し作業が続くリオ市北部マレー区で25日、市立校のエアコン用の空間から大麻1トンが押収されたと同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。 ノヴァ・オランダと呼ばれるコミュニティにある市立マリア・アメリア・カストロ・ベルフォルド校の脇を通った時、武器や麻薬摘発のための特別な訓練を受けた警察犬の様子が変わったため、不審に思った警官が構内に入り捜査したところ、学校の外壁にある空調タクトから4キロずつの包み250本の大麻(時価100万レアル相当)が見つかった。
マレー地区では8日前から、市警や同市の保安局の主導で不動産の取り壊し作業が始まっており、地区内の公立校26校は先週から休校となっていた。警察では、密売組織の関係者が取り壊しの対象となった不動産などから持ち出した麻薬を、休校で教職員も不在となった学校に隠したと見ている。
こちらは軍警の警察犬部隊(BAC)のお手柄だが、26日付アジェンシア・ブラジルなど(3)(4)によると、26日は、リオ市内のバスターミナルで取り締まりを行っていた観光エリア大隊(BPTur)も、サンパウロから来たバスに積み込まれていた荷物の中から武器や銃弾、ライフルの交換部品などを見つけて押収した。
BPTurのチームが警官を見て逃げようとした女性2人の動きを不審に思い、彼女達を取り押さえて調べたところ、荷物の中から、武器や銃弾が見つかり、警察署に連行。現行犯逮捕した。
BPTurは25日も、警官を見て慌てて逃げようとした男性を取り調べ、荷物の中にあった拳銃3丁、回転銃15丁、銃弾の充填器7丁、各種の弾薬を押収している。男性によると、これらの武器はミナス・ジェライス州カラチンガから持ち込まれたものだという。男性は現行犯逮捕されたが、予防的な逮捕となるかは拘留審問によって決まる予定だ。
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