ウルグアイ人選手=入院先のサンパウロ市の病院で死亡=22日の試合中に突然倒れ

22日、サンパウロ市モルンビ・スタジアムでのサッカーの試合中に不整脈で倒れたウルグアイのサッカー選手、フアン・イズキエルド(27)が27日、サンパウロ市アルベルト・アインシュタイン病院で死去した。同日付アジェンシア・ブラジル(1)などが報じている。
イズキエルドはウルグアイのクラブ「ナシオナル」のディフェンダーで、22日はリベルタドーレス杯の決勝トーナメント第2戦の対サンパウロ戦に出場していたが、後半39分に急に倒れ、そのまま近くのアルベルト・アインシュタイン病院に運ばれた。
イズキエルドは集中治療室で治療を受けていたが、頭蓋骨内に流れ込み、、頭蓋内圧が上昇。脳障害も進行し、危険な状態が続いていたが、27日夜に息を引き取った。
イズキエルドは17歳だった2014年に不整脈との診断を受けたことがあったが、ナシオナル側は「検査はいつも正常だった」との見解を発表。この症状については知らなかったという。(2)
イズキエルドは17日に2人目の子供の父親になったばかりだった。妻のセレーナさんは「私の中の一部があなたと共に死んだ」との声明を出している(3)。
彼の死は多方面に波紋を投げかけており、サンパウロはナシオナルに続いて追悼声明を出した上。28日にトレーニングセンターに半旗を掲げた。また、遺体はウルグアイ空軍機で母国に運ばれた。(4)(5)