サントアンドレ市議会候補、殺害される=車の中で遺体発見

大サンパウロ市圏ABC地区サントアンドレの市議候補が24日、車の中で遺体となって見つかった。25日付CNNブラジル(1)が報じている。
殺害されたのはルイス・アントニオ・デ・ジェズス・バルボーザ氏(57、ウニオン)で、「ルイス・ランピオン」の名で出馬していた。同氏は24日、やはりABC地区のジアデマ市カラムル街に乗り捨ててあった車の中で遺体となって発見された。
後部座席に置かれた遺体は毛布にくるまれており、両手と首がロープで縛られていた。刃物や銃が殺害に使われた形跡はなく、絞殺とみられているという。
家族によると、同氏は22日から行方不明となっていた。遺体は既に腐乱し始めており、身元の確認は衣服や指輪で行われた。このことから、死後、ある程度の時間が経過していたことが推測される。
犯人はまだ特定されておらず、警察は殺害動機など含め、捜査を行っている。
ランピオン氏は2020年にも民主労働党(PDT)から同市市議選に出馬したが、その時は落選している。(2)